◆スタッフ日記 その11◆ 出ちゃうものはしょうがない(苦笑) |
牛が吐くゲップが、地球温暖化を加速させているらしい。 牛は、一度食べた草を胃から口に戻して、細菌の力を借りて 消化しやすくするために反芻するのだが、 この細菌が草を分解(発酵)するときにメタンガスが発生する。 そして一日に出すメタンガスの量はなんと約500リットルにのぼるとか。 厄介なことにこのメタンガスというのは、 同量の二酸化炭素の20倍以上の温暖化効果をもつという。 これは京都議定書やさまざまな国際会議でも取り上げられているほど 深刻な問題になっているのだ。 日本に住んでいるとあまりピンと来ないけれど、 ニュージーランドとなると話が変わってくる。 人口約400万人に対して牛が950万頭。 さらに同じ反芻動物の羊が4千万頭弱というから、 家畜のゲップからケタ違いのメタンガスが出るわけである。 そのため、ニュージーランドでは 畜産農家を対象とした環境税(ゲップ税?)を検討したり、 ゲップが出ない飼料の研究が真剣に進められているらしい。 けれどもこういう自然現象を抑制するのは、 同じ生き物として気の毒なような・・・。 ここはひとつ発想を換えて、 このメタンガスをエネルギーとして有効利用できたら、 その分ガソリンや灯油などの化石燃料を減らせて、 牛も出すもの出せてみんなハッピーなれるハズ! そんな画期的な発明を切望いたします。(K) |
by lovetheearth_blog
| 2006-02-01 22:54
| スタッフ日記
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